シミに効くおすすめのサプリ5選|予防・対策に効果がある市販薬と医薬品も紹介

シミ対策のためにサプリメントを活用したいと考えている人のなかには、「どの成分が配合されているものを選べば良いのか」迷っている人もいるでしょう。おすすめなのは、ビタミン類など紫外線対策に効果的な成分と、L-システインなどターンオーバーの正常化を促す成分が含まれているサプリメントです。

本記事ではサプリメントに期待できる効果をはじめ、シミ予防効果が期待できる成分、おすすめのサプリメントなどを紹介していきます。

シミ対策として期待できるサプリメントの効果

そもそもサプリメントとは特定の成分を凝縮して錠剤、またはカプセル形態にした製品のことを指します。位置づけとしては栄養補助食品に近く、薬ではありません。つまりサプリメントは栄養の補助を目的としており、摂取することで「特定の疾病や症状を治す」ことはできないのです。

そのため、サプリメントではシミの改善効果は期待できません。効果として見込めるのは特定の成分の働きにより、紫外線から肌を守ったり、ターンオーバーの正常化を促したりといった「シミ予防」効果がメインになります。

シミ予防に効果が期待できる成分

次に挙げる成分はシミ予防の効果が期待できるので、サプリメントを購入する際の参考にしてください。

成分名シミ予防に期待できる効果
ビタミンC・メラニンの生成を抑える
・メラニンの還元作用(薄くする)がある
ビタミンE・ビタミンCの働きを助ける
・新陳代謝をサポートすることにより、ターンオーバーの正常化が期待できる
ビタミンB2・新陳代謝をサポートすることにより、ターンオーバーの正常化が期待できる
・肌を健やかに保ち、皮脂の分泌量を調整。肌トラブル後にできるシミ予防に間接的な効果が期待できる
ポリフェノール・強い抗酸化作用により、メラニン生成を抑える
L-システイン・新陳代謝をサポートすることにより、ターンオーバーの正常化が期待できる
・抗酸化作用によりメラニン生成を抑える
トラネキサム酸・抗炎症作用があり、メラニン色素の生成を阻害する
アスタキサンチン・強い抗酸化作用により、メラニン生成を抑える

シミ予防に効果が見込める成分について、より詳しく知りたい人は「シミに効くサプリメントで外せない成分6選。取り入れると良い食べ物も紹介」の記事も合わせて読んでみてください。

シミ予防におすすめサプリメント5選

シミ予防におすすめのサプリメントは次の5つです。紫外線から肌を保護する成分や抗酸化作用が高い成分が含まれています。

  • オルビスユー ホワイト インサイトフォーカス
  • アスタリフト サプリメント ホワイトシールド
  • ホワイトポリフェノール C
  • ホワイトヴェールプレミアム
  • うるいろ日和

繰り返しになりますが、サプリメントで得られるシミ対策効果は「予防」に留まります。シミ改善に効果がないこともありませんが、サプリメントだけで改善するには限界があることは留意しておきましょう。

オルビスユー ホワイト インサイトフォーカス

引用元:オルビス

オルビスから販売されているオルビスユー ホワイト インサイトフォーカスには、ターンオーバーの正常化をサポートするL-システインが配合されています。L-システインには抗酸化作用もあり、過剰なメラニン生成を抑制。シミ予防にも効果が期待できるでしょう。

ほかにもメラニン生成を抑制するビタミンCや、皮膚の皮脂量を調整してくれるビタミンB2などが含まれているため、シミをはじめ、ニキビなどの肌トラブルを防止したい人におすすめです。

内容量:1袋120粒入(約1ヶ月分)
価格:2,916円(税込)

https://www.orbis.co.jp/small/2601030/

アスタリフト サプリメント ホワイトシールド

引用元:FUJIFILM

FUJIFILMから販売されているアスタリフト サプリメント ホワイトシールドにも強い抗酸化作用があるアスタキサンチンが配合されています。

このほか、紫外線による酸化ストレスや炎症の抑制作用があるリコピンや、メラニンの生成を抑制するビタミンC、ビタミンCの働きを助けターンオーバーの正常化を促すビタミンEなどシミ予防に嬉しい成分も含有。さらに肌の弾力や潤いに大きく関係してくるコラーゲンも入っています。

そのため、シミを予防すると同時に、肌の弾力や潤いがほしい人におすすめです。

内容量:1袋60粒入り(約1ヶ月分)
価格:4,320円(税込)

https://h-jp.fujifilm.com/products/supplement/innercare/505251510000.html

ホワイトポリフェノール C

引用元:Vitabrid C12

ビタブリッドから販売されているホワイトポリフェノール Cには、強い抗酸化作用を持つ「アスタキサンチン」と、抗糖化作用を持つ「ロダンテノンB」が配合されています。肌を紫外線ダメージから保護するだけでなく、糖化ストレスを軽減し、肌の保水力を維持してくれます。

さらに、フラバンジェノール®やザクロエラグ酸などのポリフェノール、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEなどのビタミン類、L-システインなど、さまざまな美容成分も配合。紫外線をよく浴びる人はもちろん、炭水化物などの糖質好きの人の肌トラブル対策サプリとしておすすめです。

内容量:1袋90粒入り(約1ヶ月分)
価格:6,048円(税込)

https://vitabrid.co.jp/item/sup/whitepolyphenolc/

ホワイトヴェールプレミアム

ホワイトヴェールプレミアムは、抗酸化作用と抗炎症作用を持つ「アスタキサンチン」と「ニュートロックスサン®」が配合されたサプリメントです。強い抗酸化作用により、紫外線やストレスなどで発生する「活性酸素」をコントロール。メラニン生成を抑制してくれます。また、肌トラブルによる炎症が原因の色素沈着の予防にも効果が見込めます。

さらに美白肌に必須の透明感を引き出す美容成分も配合されているので、シミ予防だけでなく透明感を得たい人におすすめです。

内容量:1袋30粒入り(約1ヶ月分)
価格:5,880円(税込)

https://www.kirarithm.com/whiteveil/product01.html

うるいろ日和

引用元:だいにち堂

だいにち堂より販売されている、うるいろ日和には抗酸化作用を持つ「アスタキサンチン」とエイジングケア成分として注目を集める「シンデレラ乳酸菌」が配合されています。アスタキサンチンが紫外線による活性酸素の過剰発生を抑制。シンデレラ乳酸菌が肌のバリア機能を強化し、紫外線などの外的ダメージから肌を守ってくれます。これによりメラニン生成の抑制はもちろん、肌トラブルによる炎症後色素沈着などを予防する効果が期待できるでしょう。

乳酸菌には腸内環境を整える作用もあり、便秘の改善やダイエット効果も見込めるため、シミ予防に加えて腸を整え身体のなかからきれいになりたい人におすすめです。

内容量:1袋60粒入り(約1ヶ月分)
価格:4,940円(税込)

https://dainichido.co.jp/products/127010011.html

サプリメントはシミ予防の習慣づくりにおすすめ

シミ予防を習慣化したいなら、手軽に飲めるサプリメントはおすすめです。しかし、サプリメントは意外と価格が高く、「継続するにはお財布事情が厳しい」というケースもでてくるでしょう。また、「予防ではなく改善したい」と考えている人にはサプリメントはおすすめできません。

もし「シミ改善を、サプリメントより安価に行いたい」と考えている場合は、市販薬も検討してみてください。市販薬でも高価格帯で販売されている製品もありますが、価格の幅が広いので、製品によってはサプリメントよりも効果が高く、リーズナブルにシミ改善を目指せるでしょう。

できてしまったシミに効く市販薬

予防ではなく、今あるシミを改善したい場合に効果が期待できる市販の内服薬は次のとおりです。

市販薬効果が期待できるシミの種類
トランシーノ(第一三共ヘルスケア)肝斑
ハイチオールC ホワイティア(エスエス製薬)シミ全般・そばかす
ホワイティフル(至誠堂製薬株式会社)色素沈着

シミには種類があり、市販薬で効果が見込めるのは「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」と「脂漏性角化症」以外のシミです。効果が期待できる成分や市販薬については、「出来てしまったシミに効く市販薬はある?薬を選ぶポイントやおすすめを紹介」で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。

できてしまったシミに効く塗り薬

シミは塗り薬でも改善が見込めます。内服薬が苦手という人は、皮膚科などの医療機関で塗り薬を処方してもらいましょう。ただし、塗り薬で効果が期待できるのも、先の市販薬同様、「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」と「脂漏性角化症」以外のシミです。

ADMと脂漏性角化症以外のシミであれば、「トレチノイン」や「ハイドロキノン」という成分が入った塗り薬を1~3ヶ月ほど塗布し続けることで改善が見込めます。なお、市販薬でも医薬部外品としてシミ対策クリームが販売されていますが、主要効果はあくまで「シミの予防」に留まります。改善を期待するのであれば、皮膚科から処方される塗り薬を使用するようにしましょう。

皮膚科でもらえるシミの薬

シミ改善効果をより高めたい場合は、ドラッグストアや薬局などで自費購入する市販薬よりも、医師の判断に基づき処方される医療用医薬品の方がおすすめです。両者の違いは、有効成分の含有量にあります。市販薬は、誰でも安全に使用できるよう、有効成分の配合が医療用医薬品よりも少なめです。これに対して、医療用医薬品は個々人の症状に最適な含有量の薬を処方してもらえるので、効果の実感が早くなるというメリットがあります。

そのほか、それぞれが持つメリット・デメリットは次のとおりです。

 メリットデメリット
市販薬・安全生が高い
・手軽に手に入る
・効き目は緩やか
・保険適用外
医療用医薬品・個々に最適な薬が処方される
・効果が高い
・保険適用になる場合がある
・副作用に注意が必要
・処方には診察が必要

医療用医薬品は効果が高い一方で、医療機関を受診しなければいけないというデメリットもあります。時間がある場合は良いですが、仕事が忙しい、小さな子どもがいる等、なかなか皮膚科に寄れない場合には向かない方法です。それに対して、市販薬の場合は、ドラッグストアで買い物ついでに購入できるため、手軽に手に入れやすいメリットがあります。ただし、効果は緩やかなため、どうしても治療期間が長引く点はデメリットとして留意しておきましょう。

皮膚科でもらえるシミの薬の効果については、「皮膚科でもらえるシミの薬の効果|シミに効く内服薬の種類や市販薬の選び方を解説」で説明しているので、あわせてご確認ください。

シミ改善には「市販薬」の購入、皮膚科受診による「塗り薬」や「内服薬」の処方という方法がありますが、シミの種類が分からないことには最適な改善策は選べません。たとえば今あるシミが肝斑やそばかすの場合は、市販の飲み薬でも改善を見込めます。その一方で老人性色素斑や炎症後色素沈着などのシミはスキンケアでの改善も期待できます。

そのため、シミ改善を期待する場合は、まず自分のシミの種類を特定することから始めましょう。自分にあるシミの種類が分からない場合は、下記のシミ審断をお試しください。簡単な質問に答えるだけで、今あるシミの種類の特定が可能。改善についてのアドバイスもお伝えします。

あなたのシミを本気で治したいなら、3分でできるシミ審断を活用してみてください。

よくある質問

できてしまったシミを消す方法はある?

そもそも、シミを完全に消し去ることはとても難しいです。薄くする方法としては本記事で紹介した以外にも、レーザー治療やフォトフェイシャル治療、ケミカルピーリング、液体窒素、炭酸ガスレーザーなどの治療法があります。これらの方法においてもシミの種類によって最適なものが異なるため、まずはシミ審断を活用するなどして、シミの種類を特定してみましょう。

各治療法の詳細については、「シミ治療の方法|シミの種類による治療法の違い・美容皮膚科の選び方」で解説しているので、あわせてご確認ください。

顔のシミには何が効く?

シミは種類によって効果的な治療法や成分が異なります。そのため、改善にはまずシミの種類を特定する必要があります。すでにシミの種類が分かっている場合は、「顔にできるシミの種類と原因|できやすい人の特徴・予防方法」で消し方や予防法を紹介しているので、参考にしてみてください。

シミに効く成分はなに?

シミに効く成分としては、ビタミンC誘導体やプラセンタエキス、トラネキサム酸、グリセナジーMKなどが挙げられます。各成分の効果については「シミに効く美容液の美白成分一覧。今注目のグリセナジーMKの効果も紹介」で紹介しているので、シミ改善にお役立てください。

まずはシミの見分けるために「シミ審断」を活用しよう

サプリメントはあくまで栄養補助がメインなので、シミ対策における効果は「予防」に留まります。もしシミ改善を目指すのであれば、サプリメントと併用して「医薬品」に分類されるシミケア商品を活用しましょう。また、シミの種類によってはスキンケアでも改善を図れる場合があります。

毎日必ず行うスキンケアと合わせてシミ改善ができれば、これほど手軽なものはありません。自分にあるシミがスキンケアで改善できるかどうかは、その種類により異なります。そのため、まずはシミ審断を活用して、シミの種類を特定してみてください。

あなたのシミを本気で治したいなら、3分でできるシミ審断を活用してみてください。